トップ > バードクレイの部屋 > 製作記録 > ルリビタキ >1.習作〜作図
製作背景 | |
月1回行っている、バードカービング教室(ボランティア)で、今度合宿(講習会)を行う事になりました。 参加者各自でバラバラに製作するのも良いのですが、折角の講習会なので、あまり難しくないもので、 新規製作する事にしました。 教える側としては、参加者が同じ工程を行ってくれるので教えやすいです。(色んな工程が入り混じる と教え難い…。)講習会と言っても、大した時間とれないので、今回は荒削りの基本を押さえてもらお うと思います。なので、ナチュラルフィニッシュ仕上げを想定しています。 製作対象の鳥ですが、あまり特殊な鳥だと勉強にならないし、大きすぎると時間が足りない、と言うこ とで、今回はルリビタキを製作することにしました。いかにもスズメ目らしいシルエットで、姿も良く、 大きさも手頃です。他にも、シジュウカラやスズメも良いかと思ったのですが、仮に色塗りまでいった 場合、色塗りが楽な上、見栄えもするのでルリビタキにしました。自分が真面目にルリビさんを作った こと無いと言うのもあります。 市販の図面からそのまま作るのでも良いのですが、それだとポーズが全然無いのと、削る前に形を把握 したいので習作から作ります。 |
習作完成 | |
で、スカで習作を作った結果です。講習会と言うことでポーズは簡単なポーズ(図鑑ポーズ)にしようか と思ったのですが、荒削りの練習ならば、少しはヒネリが必要だろうと言うことで、首を30度曲げてい ます。本当は90度曲げの方が削りやすいのですが、一番ありそうなポースは30〜45度位の曲げなので、 このポーズにしています。このポーズを削れるようになれば、大体の小鳥は行けると思います。 翼の先端は尾の下にするか、左右で交差するのか、迷ったのですが、尾の上、交差させないにしました。 尾の下は結構削り易く、上尾筒の表現も楽なのですが、あまり一般的なポーズでないのと、どうもダラシ ナイような気がして、尾の上にしています。(うちのボウも疲れた時は翼の先端が、尾の下にいきます) 翼の交差ですが、交差させるほうが楽なような気もしますが、自分のルリビのイメージでなかったのと、 両方の翼を削りだすことで、翼のイメージを掴んで欲しいので、このポーズにしました。上尾筒の削り が少し難しいもしれませんが、まあ何とかなるでしょう。 結果的に、初心者には少し難しいポーズになってしまいましたが、形を覚えるのや、削り方を覚える のには悪くないポーズだと思います。ただ、こいつの削り方を上手く教えのが難しそうです。 今回久しぶりにスカで習作を作ったのですが、結構大変でした。スカは割合細かい所まで表現できるの ですが、夏場の作業ということもあり、柔らかくなりすぎて全体が歪んだり、細かい表現を求めすぎて キリがなくなったりと大変でした。スカはオーブンで焼くと硬くなりますが、今回は130℃で30分焼いて います。程好い硬さに焼きあがりました。 |
|