トップバードクレイの部屋製作記録ブンチョウW >4.丸削り(荒削り)


ブンチョウの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 使ったビット&作戦


 今回使ったビットは左からタイフーンバー、ルビーニット、ダイヤ
 モンドビットです。基本的にタイフーンで削って、ルビーで慣らす
 手順で削っていますが、頭など細かい所はタイフーンだと危険なの
 で、ルビーとダイヤだけで攻めています。
 
 基本的な作戦は前回角削りまで終わったので、丸めるだけですが、
 丸める順番は上面からとします。上と下両方から攻めると、失敗
 した時動きが取れなくなるので、まずは上面を確定し、その後下面
 を攻めます。
 
 頭については、あまり角取りを行っていないので、臨機応変で攻略
 します。
 
 削り


 尾羽上面を丸めます。
 この時、側面はエッジが出るまで丸めます。
 中途半端に丸めると、羽出しで面倒な事になります。


 翼を丸めます。
 この時、翼先端と尾を明確に分けます。
 図面上は、上尾筒が見えていますが、面倒なので
 省略しました。



 背中を丸めます。
 本当はクチバシ⇒頭⇒背中の方がいいのかもしれませんが、
 今回は先に背中を丸めました。
 この時、頭(後頭部)のラインをしっかり出します。


 クチバシ上面を丸めます。
 この時、タイフーンだと削りすぎる危険があるので、
 ルビーで削ったほうが良いです。
 


 頭の頬より上を丸めます。
 


 上面攻めが完了しました。
 


 尾下面を削ります。
 この時、真ん中が凹むように削ります。
 尾の先端に行くにしたがって、凹みは少なくなります。
 尾先端はエッジが出ていなくて良いです。
 


 下尾筒を丸めます。
 



 腹を丸めます。
 足の部分は残しておきます。
 
 
 


 クチバシ下面、喉のラインを削ります。
 クチバシ下面はルビーで、喉のラインはボールのダイヤか
 ルビーを使うと良いと思います。
 それと、この写真の喉の幅は広すぎます。
 後で修整しました。


 頬、喉を丸めます。


 胸を丸めます。
 丸削り完了

 丸削り(荒削り)完了の写真です。
 久しぶりに、木材でまともに削ったのですが、やはり木材は削るのが少し大変でした。
 最初に削ったのは、写真撮りながらなのと、少々やり直しがあったので、3時間掛かりました。
 2番目は1時間。3番目と4番目はスタイロフォームで削ったので、それぞれ30分でした。
 やはり、スタイロで削った方が早いです。ついでに、木だと硬いのでチョット削りが甘くなりがちです。
 スタイロで削ったのと比較すると、丸みが足りない箇所が幾つかあったので、修整しました。
 どうも、硬い材だと削りが甘くなる傾向です。(木目が密集してる所も同様)
 
 何はともあれ、メインの削りは完了したので良かったです。この後基本的にヤスリがけし、
 羽出しなのですが、その前に、羽出しに影響するので、足の位置決めと目入れを行う必要があります。
 4羽分のパーツ作るのが面倒・・・。
 
 ブンチョウ製作に関係無いですが、日本バードカービング協会(JBCA)のホームページが復活しました。
 原因は何っだったのか不明ですが、良かったです。
 



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