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材料選定とカットアウト | |
今回のブンチョウさんの材料ですが、チュペロ材とカネライトフォーム(白/細目)にします。 たまには、精度の高い加工ができるチュペロで作ってみたいのと、カネライトは余興みたいなものです。 木材カットは、この所1面カットにしていたのですが、今回は久しぶりに2面カットにしてみます。 2面カットであれば削る量を少なくする事ができ、形も取りやすくなります。ただ、上面図と側面図が ズレると大変面倒な事になるので、精度が要求されます。 今回はズレが発生しないように、作図の段階でかなり厳密に寸法調整しています。材料となるチュペロ 材はネットで購入したものです。天然ものなので、比重や木目にバラ付きがありますが、今回はそこそこ の材料だと思います。(木目の綺麗さはイマイチですが、色塗れば関係なし) |
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写真の様に、しっかりと90度が出ている角材に、図面からトレースした 型紙(画用紙や厚紙を推奨)を貼付け、輪郭線を鉛筆でなぞります。 この時、クチバシと尾羽の先端が上面図と側面図で同じになっている事 に注意します。また、上面図/側面図が曲がっていないかも注意します。 ここで、間違えると全然違った形にカットすることになるので、慎重に 合わせます。 |
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鉛筆だけだと、擦ったりして線が消える可能性があるので、今回は鉛筆 線をバーニングしています。こうすると線が消えないです。マジックで なぞるのは、やめたおいた方が無難です。インクが木材に染み込んで、 とれなくなる可能性があります。普通は鉛筆でなぞっただけで大丈夫で すが、今回は久しぶりの2面カットなので慎重に進めます。 ついでに書いておきますと、トレースする時は、木目の向きや木の割れ にも注意します。今回は市販材を使っているので割れはなかったのです が、拾ってきた材料とかだと、割れがある事があるので注意します。 また、材料は必ず直角がでている必要があります。ここがズレていると カットアウトで歪みます。 |
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バンドソーでカットします。上面/側面どちらからカットしても良いの ですが、今回は側面からカットしています。1面をカットしたら、写真 のようにセロテープで留めておきます。こうしないともう1面のカット ができないです。 |
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2面カットをして、本体を取り出した所です。チョットズレましたが、 概ね良好です。それにしてもバンドソーは何度使っても怖いです。 強烈なモータ音、材料をバリバリ切るパワー、ブレードが断裂した時の 爆発音・・・。毎回超緊張します。ビビリなもんで・・・。 そんなビビリですが、それなりにバンドソーを使いこなせるようになっ たというか、コツが少しずつ分かってきました。その辺の事はそのうち レポートしたいと思います。 |
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左の写真はスチロールカッターです。ニクロム線でスチロールをカット します。お値段は高い物から安い物まであるらしいですが、自分が持っ ているのは廉価版です。スチロールもバンドソーでカットできますが、 バンドソー怖いので、スチロール系材料はこれでカットしています。 ホームセンターなどで、手に持ってカットするスチロールカッターが 売っていますが、あれは安定しないのでお勧めできません。あれならば 糸鋸でジョリジョリカットした方が良いと思います。 スチロールカッターはバンドソーのように怖くなく、簡単にカットでき そうに思えますが、実際は結構熟練を要します。切れすぎて線が曲がっ てしまったり、チョット手を滑らせるとズリっと切れてしまったりし ます。 温度調整つまみが付いているので、カットする材の厚さや、自分の技量 に合わせて調整した方がいいです。初心者は温度低めの方が無難です。 カットの方法は基本的に木材と同じですが、型紙を貼付けてカットする と、紙(厚紙)は、ニクロム線の熱では切れないので、本体を傷つける事 なくカットできます。お勧めのテクニックです。 |
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カットが完了したところです。それぞれ2羽分カットしました。 このまま荒削り(角削り)に突入と思ったのですが、どうも気合が入らな いです。やはり納期がないと、気合が入らないようです。なので今週は ここまでです。多分来週多少は削ると思いますが、今回はのんびり作ろ う思います。(大して進まない予感・・・) 他の人の作品を見てやる気をだそうと、日本バードカービング協会の HPを見に行ったのですが、2014/07/06現在、なぜか参照できなくなっ ています。検索してもヒットしないか、キャッシュサイトしか見れない ので、どうやら現在閉鎖中のようです。6月までは見えていたので、 7月に入って見えなくなったぽいです。多分一時的なトラブルだと思い ますが、大丈夫でしょうか・・・。 |