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コザクラインコの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 SBCで試作1


 デザフェスに向けに作ったコザクラインコの製作メモです。今回は
 全部違うポーズで4羽作りました。製作期間は1週間もかかってない
 です。デザフェスでは6000円で売り出したのですが全然売れなかっ
 たです。
 
 コザクラインコは2014年にも作って売ったのですが、この時も全然
 売れなかったです。あの時よりかは良くなっているはずですが、出
 来が悪かったのか、コザクラさんが人気が無いのか不明です。
 



 技術的なこと

 自分用に技術的なことをメモしておきます。
 
 【主な仕様】
  ・本体の材料はカネライトフォーム
  ・目は6mmレジンアイを使用、嘴&アイリングはエポキシパテ
  ・体重調整は無し、足あり
  ・台は簡素なもの
  ・色は、ジェッソ、アクリル絵具、パステル(つや消し仕様)
  ・色はノーマルでなく、オレンジフェイスドミナントパイドっぽく
   ⇒ノーマルより淡く、黄色を強く
 
 製作手順は、握り文鳥Ver2 と同じようなものです。ポイントだけメモしておきます。
 今回は作図はしていないです。以前作った習作は参考にしていますが、図面無しで適当に削っています。
 以前作ったコザクラの色が渋すぎたので、今回意識的に鮮やかな色を使っています。塗りのところだけ、
 手順をメモしておきます。
 
  01.白ジェッソとヤスリで表面処理を2回行う。
  02.白ジェッソ30%+ブリリアントグリーン70%で緑部分を塗る。
    ⇒アクリル絵具にジェッソを混ぜると、隠蔽力が大幅に上がって均一な色の下地が作れる。
    ⇒グリーンライトでもよかったかも。
    ⇒白っぽくなるので、彩度が下がって変な色になるが、同時に明度も上がる。
    ⇒後でパステルで上塗りするので変な色になっても気にしない。
  03.白ジェッソ30%+カドニウムイエロー70%で頭のオレンジ部分を塗る。
    ⇒オレンジ要素はパステルで処理する。
  04.黄色のパステルで緑部分を全体に塗る。
    ⇒下地の色が白っぽいので、結構効果がある。
    ⇒これで鮮やかな黄緑になる。
    ⇒パステルを全体に塗ることで、筆ムラが上書きされる。
  05.赤色のパステルで黄色部分をぼかすように塗る。 
    ⇒頬紅をさすようなイメージ。
    ⇒ノーマルバージョンにしたい場合は塗り重ねる。
  06.つや消しを噴く。
  07.黒パステル(W006)でシャドー塗り。
    ⇒クチバシの先端は少し緑がかる。
  08.つや消しを噴く。
  09.グロスバーニッシュでクチバシのツヤを調整。 
 
 最初は、01の工程の後に、パステルで塗り重ねようとしたのですが、全然色がのらなかったので、02の
 工程を行いました。白っぽくなってかなり焦りましたが、パステルで何とかなったので良かったです。
 
 色塗りは、塗り重ねれば塗り重ねるほど、基本的に彩度と明度は下がります。なので、彩度は常に意識
 している必要があります。ただ、明度が高い(白っぽい)分には、重ね塗りで彩度をあげることが可能で
 す。下地色は、なるべく均一な色で、明度、彩度が高めの色にしておくと間違いないです。色々試すと
 勉強になります・・・。
 

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