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コザクラインコの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 前回の図面をチョイ修整


 前回の図面で、頭が小さすぎるかもしれないとの事なので、
 チョイ修整しました。と言っても、安易に頭を大きくすると、
 大体カッコ悪くなることが多いので、頭の大きさはそのままで、
 胴体を少し細くしました。
 
 極僅かしか修整していないでのすが、見え方が結構変わります。
 鳥は、羽の膨らませ具合で、いかように大きさが変わるので、
 難しいです。
 
 習作


 図面から、尾羽と翼の型紙を切り出します。
 紙はボール紙を使っています。
 心材はアルミホイルを丸めて作っています。
 


 胴体の心材に、尾羽の型紙をセロテープでしっかり固定します。
 
 


 レオン粘土(黄)で、下尾筒を盛り、合わせて尾上面も盛ります。
 尾は羽の厚み(6枚の羽が重なる)を考えて厚めに盛っています。
 
 


 ひとまず、胴体全体に粘土を軽く盛り、翼の型紙にも粘土を盛り
 ます。
 
 


 翼を仮留めします。
 
 


 腹周りの粘土を盛ります。
 
 


 図面を元に、足のパーツを銅線と真鍮線で作ります。
 バランスを見るのが目的なので、爪の削りだしなど、
 細かい加工は行っていないです。
 


 図面を元に、クチバシを基準に頭のパーツを作ります。
 写真では目まで作りこんでいないですが、この段階で目まで
 作りこんでおいたほうが良いです。今回は首を少し傾げている
 ポーズなのですが、傾げた状態で目の左右の位置出しは難しいです。
 パーツの段階で行った方が楽です。
 それと、クチバシの先端には爪楊枝を埋め込んで補強しています。
 


 頭と胴体を結合して、バランスを見ます。
 この段階では、頭が大きくてかなりバランスが悪いです。
 
 


 胴体や翼に粘土を盛って、相対的に頭が小さくなるようにしました。
 大分バランスが良くなったように思います。視点が一点に集中すると
 バランスが悪くなる事が多いので、習作の時は常に全体のバランスを
 見ながら製作する必要があります。
 
 習作完成

 ひとまず完成した習作です。全部で6時間程度かかりました。
 一度、盛りまくって全体に太くなってしまったので、ダイエットしまくりました。
 また、頭が縦に長くなってしまったので、一度首チョンパして、調整しています。
 習作に夢中になっていると、ついつい粘土を盛り過ぎる事が多いです。
 また、触っていると全体に歪みが出てくる事も多いので、ある程度まで製作したら、
 一度頭を冷やして、ダイエットに取り組むと良いです。
 
 で、ダイエットした習作ですが、まだ頭がデカイような・・・。
 でも、角度によっては、それ程デカくないし・・・。
 何とも捕らえようがないです。
 
 一応、クチバシの大きさ、目の位置、翼の大きさ、尾羽の大きさ、足の大きさは
 図面に合わせています。むしろ、尾と翼は少し図面より大きくしています。
 胴体や頭は羽の膨らませ具合で大きくなったり小さくなったりしますが、目、足
 翼、尾は基本的に変わらないで、重要な基準になります。
 
 チョット話が脱線しますが、完成品のカービングでも、目、足、翼、尾は重要な
 基準になります。ライフサイズ作品で、ココの大きさがテキトーなのは、いただ
 けないです。
 
 話を元に戻して、今回の場合、図面では頭が小さめに見えるのですが、立体に起
 こすと大きく見えました。多分、今回のポーズに原因があるのでしょうが、
 やはり習作を作ってみないと分からない事は多いです。
 
 何となく不安は残りますが、図面が合っていれば、それ程間違っていないはず
 ですし、何よりカワイイので、このまま進めるつもりです。
 




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