トップバードクレイの部屋製作記録シマエナガ >10.尾羽の加工(試作)


シマエナガの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 尾羽をどうやって加工するか?

 先々週の仕事による徹夜から、どうも左の肩甲骨の下あたりが痛くて、思うように作業ができないです。
 仕事による実害がここまでハッキリ出たのは初めてで、かなり弱っています。なので、今週もほとんど
 作業が進んでいないです。(今週は、土曜だけでなく、日曜も寝込んでいました)
 
 全然関係ないですが、鳥の肩甲骨は細くて鋭い骨です。鳥は「飛ぶ」と言う独特の動作がある関係で、
 肩甲骨は細くなっています。太くては羽ばたくのに邪魔なもんで…。アキ(チョウゲンボウ)の餌はウズラ
 がメインなのですが、ウズラを解体していると、この肩甲骨がチョット厄介であったりします。細くて
 長いで、アキが下手に丸呑みすると、引っかかって苦しそうにします。
 
 肩甲骨ネタで話が脱線しましたが、今回はクチバシの加工をまずしようと思い、クチバシに石粉粘土を
 盛りました。乾燥にはそんな時間がかからない量なのですが、日曜の夜に盛ったので、流石に細かい加工
 は無理でした。
 
 クチバシの加工は来週以降に行う事として、エナガの特徴である尾羽の加工について、試作してみました。
 本当はもっと元気がある時(冴えてる時)に行いたかったのですが、失敗覚悟で進めてみます。
 


 まずは、いつも使っている樹脂粘土(紙粘土)で尾羽のパーツを作って
 みました。粘土をブロック上にして1週間乾燥させ、削り込んでいます。
 どうも加工精度が低いような気がしますが、腕や集中力の問題かもし
 れません。正直言って、木の方が加工しやすいです。
 


 本体側の尾と翼を削り取ります。
 見るも無残…。


 尾のパーツをスチレンボンドで接着します。


 翼も予めパーツを作っておき、粘土で固定します。
 右は普通に、スタイロフォームから羽を出してみたところです。
 右の方が少し短くなっていますが、それ程精度は悪くないです。
 手間は勿論右の方が圧倒的に少ないです。
 
 
 


 裏面です。
 
 
 
 
 
 



 全身に樹脂粘土を盛ったところです。焦って盛ったので、盛りすぎ
 ました。また、全体に汚くなってしまいました。やはり、疲れている
 時に作業するものではないですね。
 
 粘土の厚さは1mm〜3mm程度で、乾燥に大した時間が掛からず、2回に
 分けて盛れば良かったのですが、強引に盛ってみた結果がこれです。
 
 まあヤスリかけて盛り直せば何とかなるのですが、な〜んか、
 失敗した感じがします。ちなみに、クチバシの石粉粘土は「ファンド」
 を使っています。バーニングしないのならば、硬めの石粉粘土のほう
 が加工精度が高いです。
 
 今回使っている極細スタイロは、結構精度が高いので、スタイロだけ
 でも行けそうな気もするのですが、それだと、尾の長い鳥の製作に問題
 がありそうなので、あえて粘土を盛ってみました。
 
 一応、来週はクチバシの加工(8羽)と、今回の試作品を更に進めてみて、
 技術的に行けそうであれば、他に展開しようと思います。ただ、粘土を
 盛らずに作る方法も試したいので、そちらも試してみるつもりです。
 製作的な課題はともかく、仕事による体調悪化の方が問題かもです。
 

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