トップバードクレイの部屋製作記録シマエナガ >8.縦型右向き荒削り


シマエナガの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 グラインダーを使わずに作ってみました






 今週末も仕事のせいで、グッタリしていました。
 なので、全然気合が入らない状況です。(色々と疲れました…)
 集中力散漫で作業すると余計な所を削りそうなのと、グラインダー
 の音が耳障りだったので、今回は試しにグラインダーを使わずに
 削ってみました。
 
 左の写真は使った道具です。内訳は以下です。
 
 ・デザインナイフ
 ・モデラ
 ・120番、240番の紙ヤスリ
 ・120番、400番(位)のスポンジヤスリ
 ・ダイヤモンドビット
 ・ルビービット
 
 削る手順はグラインダーで削るのと同じです。
 丸めたり、大きな面はヤスリで削っています。
 下尾筒の周りなど、溝になる箇所はデザインナイフとヤスリを併用
 しています。
 頭など細かい箇所はビットを使っています。ビットはヤスリと同じ使い
 方です。回転はさせずに、スライドで削っています。
 モデラは細かいところを整えたりするのに使っています。
 
 あんまり良い出来ではないのですが、何とかグラインダー無しでここ
 まで削れました。出来が悪いのはどちらかと言うと道具のせいより、
 腕のせいだと思います。
 
 ここまでに掛かった時間は約4時間です。ゆっくり削るので一つ一つ
 の削りが丁寧になるような気がします。ただ、グラインダーのように
 サクサク削れないので、削りが甘くなる傾向もあります。目標とする
 形が分かっていなかったり、手順を考えずに削ると失敗しそうです。
 この辺はグラインダー削りと同じです。
 
 今回は集塵機を使わずにすみました。グラインダーで削ると、粉が飛
 び散るのですが、ヤスリではあまり飛び散らないので、集塵機を使わ
 なくてすみます。今回は時間は掛かりましたが(と言っても4時間程度
 ですが)、静かな環境で作業できました。
 
 比較的入手し易い道具だけを使い、この程度の時間で、この品質の作品
 が出来るのは案外凄いことなのかもしれません。これなら一般家庭や、
 学校などで手軽に出来るかもしれません。バードカービーングのハード
 ルを大幅に下げる事ができるかもしれません。
 
 ただ改めて感じたのは、やはり知識や理論はしっかり把握していないと
 駄目と言うことです。極端な話、道具や材料は何でも良いのですが、
 鳥の知識や削る手順が分かっていないと上手く行かないです。
 まあ、その辺を探求するのが楽しい所なのですが…。
 
 時間が取れるようになったら「手軽に始められる鳥フィギュア」として、
 本にでもまとめられたらと思います。
 
 2号&ここまでに作ったエナガさん

 2号は普通にグラインダーで削りました。掛かった時間は1時間程度です。やはりグラインダー削りは早いです。
 また、削りも甘くならないです。最後の1羽なので結構集中して削りました。なので完成度は、まあまあです。
 これで8羽削りました。1羽あたり1.5時間程度とすると12時間程度なので、大して時間かかっていないはずな
 のですが、同じ工程が続いたせいか凄く長く感じました。次回は、いよいよ次工程です。多分目入れを行うと
 思います。
 
 関係ないですが今週も大雪でした

 エナガさんの製作とは関係無いですが、今週末も東京は大雪でした。前回が45年ぶりの大雪との事だったの
 ですが、今回の方が酷かったように思います。仕事でグッタリの状態でしたが、日曜は晴れたので、ボウ
 (アフリカワシミミズク)を連れて、いつもの公園に散歩と言うか、雪中行軍に行ってきました。どうも大雪
 とか、台風とか、雷とか、嫌いな割には、気になって仕方ないです。
 
 写真は雪で倒れた木(エゴノキ)に止めたボウです。この公園は、雑木林がメインの公園で、雪の日は、ほと
 んど人が来ないです。倒木にボウを止めて、自分はその横で読書をずっとしていました。たまにカラスや、
 モズなどがチョッカイ出してきましたが、静かに読書できました。
 

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