トップバードクレイの部屋製作記録ハクブンチョウU >1.荒削りまで


ハクブンチョウの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 製作背景

 デザフェスの前に実演用で急遽作ったハクブンチョウです。
 デザフェス前までに荒削りまでは終わっていたのですが、忙しくて結局出番無しでした。
 家で放置していてもしょうがないので、仕上げる事にしたのですが、イザ羽出しを行おうと
 したら、どうも風切羽と尾羽に、削りすぎの箇所が多くて、完成度に問題が出そうでした。
 突貫で削ったものなので、失敗したらしいです。
 
 このまま製作放棄しても構わないのですが、何か不憫なので、改造することにしました。
 前から、スチロールバードカービング(SBC)は、風切羽や尾羽の表現が問題だったのですが、
 その問題解決の一つの方法として、粘土を盛る方法が考えられます。前にオオルリで試して
 いるのですが、その時は軽量石粉粘土を盛りました。結果は何とか突破できましたが、
 かなり苦戦を強いられています。
 
 今回は前回の苦戦を教訓にして、軽量石粉粘土でなく、樹脂粘土を盛ってみることにします。
 今度、セキセイインコを作ろうと思っているのですが、セキセイインコの尾羽は長いので、
 遅かれ早かれ、このような技術は必要になりそうです。セキセイインコよりハードルが低い
 ブンチョウさんで試させていただくことにします。
 
 完成イメージ

 いきなり粘土盛りの工程を紹介してもいいのですが、その前に完成
 イメージです。ブンチョウが背伸びして見上げているようなポーズ
 です。前に作ったブンチョウよりかは、よりブンチョウらしい、
 可愛いポーズになっていると思います。
 
 
 粘土盛りの前に

 粘土を盛る前に、本体の尾羽と風切羽を削りこんでおきます。
 オオルリの経験からかなり思い切った削りをしたつもりですが、
 まだ削りが甘いかもしれません。
 
 ただ、スタイロフォームやカネライトフォームは滅茶苦茶薄く
 削っても、そうそう折れる事はないです。2枚目の写真の様に
 透き通る位薄く削っても大丈夫です。
 
 
 粘土盛り

 以前、幾つかの樹脂粘土で材料特性テストを行っているのですが、
 その時一番成績が良かった「エレガント・クレイ」を盛ります。
 手順は以下です。
 
 @手を洗う(粘土が汚れないため)
 A粘土に水を含ませ、よくこねる。
 B本体側尾羽に水を塗る。
 C広げた粘土を盛る。
 D上記の手順で翼の羽も盛る。
 ※粘土が手に着いて収拾がつかない場合は、手にクリームを塗る。
 
 粘土盛りは1回では多分済まないと思います。乾いたらヤスリがけ
 して問題があれば、追加盛りを行う事になると思います。
 それ程厚く盛っていないので、一晩もあれば完全乾燥すると思うの
 ですが、今日は乾いてくれなそうもないので、ここまでです。
 次回は羽出しまで行って、何とか11月中に完成まで行きたいです。
 

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