トップバードクレイの部屋製作記録ホトトギス >1.習作〜角削り


ホトトギスの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 製作背景・目標

 地元で月1回程度(不定期)で行っているバードカービング教室で、ホトトギスを作っている参加者が
 いまして、それに便乗してみました。特に課題等はないのですが、たまたま平行製作している
 オオルリとポーズが似ているのと、長い翼がチョウゲンボウにも似ているので参考になります。
 
 材料もジェルトン材を提供してもらったので、ジェルトンで作る事にします。
 ひとまずの目標は、7月21日までに羽出しの手前(丸削り)まで作業することです。
 その後の色塗りや、台、脚については今のところ何も考えていないです。
 
 それにしても、ホトトギスはカッコイイです。
 托卵やら夜中に鳴きまわるなど、問題行動も多々ありますが、チョウゲンボウに擬態(ベイツ型擬態)
 するだけあって、実にカッコイイ鳥です。
 
 習作

 いつも通りレオン粘土で習作しています。ライフサイズです。
 習作は自分の指導のもと、教室参加者が作ったものです。
 お手本と言う事で体半分と、頭はかなり自分で作っていますが、初の習作にしては良く出来ている
 方だと思います。(よくあんな適当な教え方でここまで出来たもんだ・・・感心します。)
 

 作図・カットアウト

 カットアウト展開図です。
 材は「70×210(200)×85(80)」の大きさが必要です。
 ※()の値は最低値です。

 70×210の面に転写します。(85は幅です)




 カットアウト結果です。



 角削り

 1面カット状態なので、2面目分を削ります。
 写真のように寸法を取ります。



 素直に削れば良かったのですが、削るの面倒だったので
 バンドソーでカットしてしまいました。で、向きを間違えました。
 結構痛いミスですが、多分許容範囲だと思うのでこのまま続けます。
 前にも同じミスした・・。学習してないな・・。
 

 今回のポースは翼が尾羽の下に入り込んでいるので、
 翼の先端(両端)を先に出します。
 写真のように下部の翼先端を削ります。
 
 始めてジェルトン材を削ってみたのですが、凄く柔らかいです。
 木目も無くサクサク削れます。
 
 ただ、まとわり付く感があるのと、ヤスリをかけても表面が少し
 ボコボコします。
 

 引き続き、翼を分けます。
 
 

 翼下部を出します。
 1枚目の写真は65としていますが、正解は80(65+15)です。
 
 このまま下尾筒を出したくなりますが、外側がある程度仕上がるまで
 下尾筒は出さない事にします。
 

 上尾筒と尾を分けます。
 
 
 
 

 上尾筒を丸めて翼と分けます。
 
 
 

 頭を出します。
 
 
 
 

 頭の歪みを取ります。
 
 
 
 

 頭を出した後、再度中心線を引き、中心線に垂直な線を何本かひきます。
 そうすると頭に歪みが無いかチェックしやすくなります。
 
 最初の削りで派手に失敗しましたが、これで一応角削りは完了です。
 ジェルトンは削りやすいので作業が早いです。
 今回始めて3月に自作した集塵機(試作4号)を本格運用したのですが、
 実に良い感じです。それなりに部屋は汚れますが、細かいオガクズを全て
 吸い取ってくれるので、マスクなしで作業できます。
 
 仕事次第ですが、この調子で一気に丸削りに行きたいものです。

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