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ジョウビタキの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

ジョウビタキ 羽枝、舌の加工

 2月も半ばになりました。そろそろ花粉の時期です。
 花粉が飛び始めると色塗りどころでなるので、ジョビさんの色塗りを一気に片付ける事にします。
 
 このところ、葉っぱの色塗りをしていて思ったのですが「ぼかし」より「ドライブラシ」の方が綺麗に
 仕上がって楽なように思います。
 
 って言うことで、今回の色塗りテーマは「ドライブラシを極める!」です。
 
 ジェッソ、アイリング

 下塗りはいつも通り、ジェッソをエアブラシで噴きます。
 久しぶりにエアブラシを使ったのですが、ニードルが詰まっていました。
 掃除はきちんとしておかないと・・。

 ジェッソを噴いた結果です。
 流石に綺麗に仕上がっています。
 

 黒色を練りこんだエポキシパテでアイリングを造形します。
 ジャッソを噴いた後のせいか、なかなか定着してくれず、苦労しました。
 アリリングの工程は見直しが必要そうです。
 脚の色塗り

 以下の手順で塗っています。
 
 @ BurntUmber70% + UltraMarineBlue30% で脚全体塗装
 A TitaniumWhite でドライブラシ
 B @の色でウォッシング
 C エナメル塗料のフラットブラックで墨入れ
 
 少々ドライブラシが甘かったです。
 エナメル塗料は流石にいい感じで墨入れできます。
 今度、もう少し用途を広げてみようと思います。
 ただ、エナメル塗料はオイル臭くて参ります・・。(酔いました)
 
 胸の色塗り

 YellowOxide70% + NorwegianOrange30% でオレンジ色部分を塗ります。
 
 
 

 TitaniumWhite でドライブラシします。
 
 
 

 YellowOxide でウォッシングします。
 って感じですが、実際は何度かやり直ししています。
 白のドライブラシは、黄色でドライブラシした方が良かったかもしれません。
 白を入れると、彩度が下がってイメージが予想以上に変わります。
 
 背・翼の色塗り

 今回はジョビ雄さんなので、キリッとしまった黒で翼と背中を塗り事にします。
 まずは、BurntUmber70% + UltraMarineBlue30% で翼、背中を塗ります。
 後から思ったのですが、翼のエッジは塗り残しておいた方が良かったです。
 また、背中が黒すぎたかもしれません。ジョビ雄さんの背中は結構個体差が
 あるみたいで、灰色系の個体もいれば、黒系の個体もいるみたいです。

 写真のように TitaniumWhite でドライブラシします。
 その後、BurntUmber でウォッシングします。
 白を入れると、黒が凄く黒っぽくなるみたいです。
 やはり白ドライブラシは気をつける必要がありそうです。
 もしくは、下地色をもっと彩度の高い色にしておいた方がいいかもしれません。
 頭の色塗り&鳥単体完成写真

 頭は以下の手順で塗ります。
 
 @ BurntUmber70% + UltraMarineBlue30% で頬、喉、嘴を塗装
 A 水で薄めた@色で頭頂部分を塗装
 B TitaniumWhite でドライブラシ
 C BurntUmber でウォッシング
 
 口の中は、YellowOxide95% + NorwegianOrange5% で仕上げています。
 最後に MatteMedium で全体のツヤを整えています。
 
 全体完成写真



 一応完成です。
 できの方は、う〜んって感じです。以下反省点です。
 
 ・頭が歪んでいる。
 ・目が少し出過ぎている。
 ・翼の形が悪い。(メリハリがない)
 ・口の中の加工がいい加減になっている。
 ・胸、頭の羽が強調されすぎている。
 ・翼、背中の色が悪い。(ドライブラシに頼りすぎ)
 ・葉っぱが平面的過ぎる。
 
 良かった点は以下です。
 
 ・腹の羽出しは良い感じになっている。(胸や頭はダメ)
 ・ドライブラシの使い方が大体わかった。
 ・葉っぱを使えば台が立派に見えることがわかった。
 
 こんな感じです。まあ、あまり良い出来ではないですが、ギリギリ1年以内に完成して良かったです。
 前回の完成作品は2010年なので、1年振り以上の完成です。作るの遅い・・・。
 

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