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ジョウビタキの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

ジョウビタキ 脚の製作

 三連休&涼しくなってきたので、この週末は張り切って製作しよう思っていたのですが、
 大事な用事が入っていたのに、代休無しの仕事が入り・・。その仕事が失敗し・・。と、
 テンションが下がりまくりの週末でした。
 
 そんなウルトラブルーディープな気分で、ジョウビタキの脚を作ってみました。
 
 脚の位置決め(2011/09/10)

 台の製作中に脚の位置決めは完了していますが、
 脚の幅は写真のように、下尾筒より少し広めにしています。
 フショは直径1mmの真鍮線で作っています。
 
 間違った位置に開けてしまった穴を、軽量石粉粘土でと埋めて、位置調整を
 しているうちに大きくなり過ぎた穴も、同様に埋めています。
 
 指の製作(2011/09/25)

 図面から指の長さを測ります。
 今回は現物が無いので、結構適当です。
 
 その後、直径0.9mmの銅線を写真のように曲げます。
 

 全体を叩いて薄くします。
 叩いて薄くしているので、当然延びます。
 気にせず、次の工程に行きます。
 
 

 指の付け根の部分を更に叩いて薄くし、
 図面の指の長さに合わせて穴を開けます。
 その後、余計な部分はカットします。
 
 

 爪をダイヤモンドヤスリで削りだし、一通りのパーツがそろった所です。
 爪のヤスリがけは、ロッキングプライヤーで銅線を固定し、
 ダイヤモンドヤスリをかけ、400番の紙やすりで磨いています。
 
 

 指パーツの穴に細い銅線を通して束ねます。
 
 
 
 

 台の穴部分の周りにマスキングテープを貼って保護します。
 後ではがす事を考慮して、幅の狭いテープを数枚貼り付けました。
 
 
 

 指パーツとフショパーツを銅線で結び、パテを盛り付けます。
 普段はハンダで接合するのですが、今回は試しにパテで接合してみました。
 
 この文章を書いている時点では硬化していないので何とも言えないですが、
 この方法が上手く行けば、苦手なハンダ作業をしなくてすむようになるかも
 しれません。
 
 パテが硬化するまで待つ必要があるので、今週はここまでです。
 
ジョウビタキ 脚の指のパテ盛り

 パテの硬化結果です。
 幾分ガタツキありますが、接合はしたみたいです。
 この方法だと、苦手なハンダ付けを行わないすむので、気分的に楽です。
 
 ただ、ハンダ付けに比べると強度は落ちるので、
 この後の作業は慎重に進める必要がありそうです。
 

 余分なパテをデザインナイフで少し削り、
 枝の形状にあわせて、指を曲げたところです。
 
 パテに影響しないように、ラジペンで慎重に曲げました。
 

 指の一部をパテ盛りした所です。
 左脚は中と後を、右足は内と外を盛っています。
 このまま続けてもいいのですが、パテが完全に硬化しない内に他の所を盛ると、
 盛った所を誤って手で触ってしまい、悲惨にことになったりするので、
 今週はここまでとします。
 
 次週、ようやく脚が完成しそうです。
 それにしても、脚作りは難しいです。
 どうも上手くいかないです。
 
ジョウビタキ 脚の指のパテ盛り

 引き続きパテ盛りですが、盛り方を少し変更しました。
 パテを板状にするまでは今まで通りですが、一気に貼り付けるのではなく、
 写真にように細かく切った、パテを貼り付けていきます。
 

 1枚目を貼り付けたところです。
 一番貼り付けやすい、先端部分に巻きつけるように貼り付けます。
 

 2枚目を貼り付けたところです。
 狭くて貼り付け難いですが、1枚目に少し重なるように貼り付けると、
 簡単に貼り付けることができます。

 3枚目を貼り付けたところです。貼り付け方は、2枚目と同じです。
 パテが不足しているようならば、細かく切ったパテを追加貼り付けします。
 その後、ナックルツールでウロコを作ります。

 指まで完成したところです。
 比較的簡単にここまで来れましたが、どうも形が気に入らないです。
 まだまだ修行が足りないのか、やり方に問題があるか・・。
 難しいです。

 フショまで盛ったところです。
 ジョウビタキの場合、フショには、あまりウロコがないです。
 にしても、どうもバランスが悪いです。
 気に入らないですが、いい加減、脚は飽きたので、これで完成とします。

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