トップバードクレイの部屋製作記録亜種オオカワラヒワ >12.羽出し


亜種オオカワラヒワの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 2011/02/27 尾羽方面羽出し

 尾羽の下書き線にそって、薄くバーニングをかけます。
 このとき、刃はあまりたてないようにします。
 
 上尾筒、下尾筒については、羽枝の先端を細かく表現するように、
 バーニングします。

 尾羽は大きく左右に分かれているので、ダイヤで左右を大きく分け、
 その後、ピンクストーン、グリーンストーンで一枚一枚表現します。
 
 上尾筒は、セーブエンドのグリーンストーンで羽枝の先端を表現し、
 その後、全体を丸めて整えています。

 写真では分かりにくいですが、下尾筒方面も同じです。
 羽の段差は、かなり抑え気味にしたつもりです。
 
 今週は時間がとれなかったので、ここまでです。
 時間はかかりそうですが、技術的には何とかなるような気がしてきました。
 2011/04/中旬 羽の境界バーニング

 ひとまず、全身の羽の境界をバーニングしました。
 途中、ジョウビタキの製作が入って遅れました。
 
 それにしても、下書きから境界バーニング入れまでに
 時間を空けるのは良くないです。
 鉛筆の線が薄くなってしまい、分かり難かったです。
 
 柔らかい羽は一応、ギザギザに描いています。
 
 この作業は2時間位かかりました・・。
 
 
 2011/04/下旬 羽の境界削り1

 ギザギザにバーニングしたので、削りもギザギザしながら削ろうと
 思ったのですが、どうも面倒なのと、どこまで削ったのか分からなく
 なりやすいので、普通に羽出ししました。
 
 基本的にセーブエンドのグリーンストーン1本で削っています。
 グリーンストーンは、あまり削れるビットではないので、
 1枚1枚の羽の境界は浅い段差になっています。
 
 段差のボカシは一切行っていないです。
 むしろ、段差は強調しています。
 
 それと、グリーンストーンは削れなくなってきたら、
 どんどん研いでいった方がいいです。
 
 削れないビットは精神衛生上、良くないです。
 
 この作業は4時間位かかりました。
 最後は、グラインダを握る手が痺れました。
 羽出しは、根気と体力勝負の工程です。
 
 
 2011/04/下旬 羽の境界削り2

 境界をギザギザにします。
 
 この作業も基本的にセーブエンドのグリーンストーン
 1本で削っています。
 
 この次の工程は、羽枝をバーニングで表現するのですが、
 羽枝の向きを考えらながら、ギザります。
 
 ギザる深さが一定にならないように注意します。
 羽の割れの深さが同じだと不自然に見えます。
 と言っても、あまり上手くできていませんが・・。
 まあ、気持ちの問題です。
 
 風切羽は波を入れています。
 現物を見ると、僅かですが波が入っていました。
 
 嘴は、上嘴と下嘴の境界をバーニングし、
 グリーンストーンで丁寧に丸めています。
 
 翼の裏は、予想通り上手くできませんでした。
 まあ、基本的に見えない所なので適当です。
 
 本来は、見えない所までキチっとやるのが理想ですが、
 自分の体力や時間を考えると、見えるところに戦力を集中させた
 方がいいように思います。人間、体力や時間には限界があるもの
 です。(単なる言い訳です。ハイ)
 
 この作業は2時間位でできました。
 結局の所、羽出し工程は全部で8時間以上かけています。
 疲れましたが、充実感のある工程です。
 
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