トップバードクレイの部屋製作記録亜種オオカワラヒワ >9.脚の製作


亜種オオカワラヒワの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 はじめに

 本体の削り(形出し)は大体完了したので、本体以外を少し攻めることにします。
 ということで、脚の製作ですが、今回は現物もあることなので、しっかり作りこんで行こうと思います。
 
 しっかり作りこむと言う事は、時間が掛かると言う事で、時間が掛かるということは、
 我孫子に間に合わないと言うことです・・・。
 
 ・・・で、本作品については、今年の我孫子は一応見合わせることにします。
 あんまり無茶すると、失敗しますし、変な作品を出品してもしょうがないですし、ちょっと疲れました。
 最近、公私共に忙しくて、あまり時間がとれないのですが、遅くても年内には完成させるつもりです。
 
 しかし、やっぱり駄目だったか・・・今回のエントリー料は無駄になりますが、勉強代ということで・・
 来年はもっと計画的に行動しようと思います。
 
 確実にリボンが取れないモズですが、こっちは気が向いたら出品しようと思います。
 まあ、我孫子遠いし、交通費かかるので、思案中です。

 2010/10/03 指の材料切り出し

 で、気を取り直して、脚の製作ですが、まずは、指を切り出します。
 現物から、再度指の長さを測りなおして、図面に展開します。
 爪の角度も大体現物と同じはずです。
 
 爪の角度は、後趾以外は思った以上にありません。
 この角度では、枝に止まりにくいのでは?とも思えますが、
 現物がそうなっているので、それに従うことにします。
 
 今回の材料は、0.9mmの銅線を使いました。
 写真1のように銅線をカットし、爪の部分を曲げます。
 爪の分も考えて銅線は、少し長めにカットします。
 
 外趾,内趾の部品であれば、2mm程度余裕をもって41mmでカットします。
 カットにはニッパを使いますが、切断面はダイヤモンドヤスリを
 かけて綺麗にしておいたほうがいいです。
 
 爪を曲げた結果、長すぎるようであれば、少しカットします。
 曲げまで完了したら、全体を少し叩いて、潰しておきます。
 
 今回の0.9mmの銅線ではちょっと幅がありすぎるので、
 叩いて潰すことで幅を調整します。(写真2)
 
 今週は、時間が取れなかったので、ここまでです。(進まないです・・)
 
 2010/11/28 指のハンダ付け

 我孫子終わってから休んでいたのですが、そろそろ工作意欲が沸いてきました。
 なので、カワラヒワの製作を進めます。
 
 指の部品まで作ったので、次はハンダ付けなのですが、どうもこの作業は苦手
 です。今回は本番の台を使ってハンダ付けすることにします。
 
 台が焦げないように、マスキングテープで保護します。指もマスキングテープ
 で留めます。上手く固定できず、変則的な固定をしています・・。
 

 ハンダ付けの結果です。
 がっちり付きましたが、出来は今ひとつです。
 ただ、本番の台を使って合わせているので、
 台と指がしっかりフィットしました。
 

 右足は、指が付いた分、本体を削りました。
 思った以上に、右足の指が見えます。指が長すぎたのか・・?
 ちょっと、不安が残りますが、このまま進めることにします。
 
 2010/12/04 失敗発覚!
失敗した脚 本物の脚
 ハンダ付けが終わって、中趾、後趾と8本中、4本までパテ盛をしました。
 で、内趾にとりかかったところで、致命的な失敗を発見しました。
 
 内趾と外趾はほぼ同じ長さで、内趾のほうが少し短い程度なのですが、
 あきらかに内趾が短すぎます・・。最悪です・・。
 
 気を取り直して、ハンダ付けからやり直したのですが、これも失敗。
 左手も負傷し、意気消沈して、その日は寝ました。
 
 
 2010/12/19 作り直し(ハンダ付けまで)

 どうも、自分は脚作りが苦手です。特に、ハンダ付けが・・。
 小心者なので、ハンダコテにビビッているのが原因かもしれません。
 
 ということで、同じやり方では上手くいく気がしないので、
 別のやり方にしました。(初めてのやり方です。)
 
 写真のように、銅線を切り出して爪を研ぎ出します。
 今回は、内趾を1mm伸ばしています。
 また、関節部分には少し切れ目を入れておきます。 
 

 指の根元の方をガンガン叩いて潰し、気合で穴をあけます。
 一見難しそうですが、思ったほど難しくなかったです。
 
 穴をあけたら、余計な部分は削っておきます。

 穴に細い銅線を通し、指をまとめます。
 ついでに、関節部分も曲げておきます。

 フショと指部品を針金でしっかり結合します。
 同時に、指をマスキングテープで固定します。
 この固定が今回は甘かったです・・。

 ハンダ付けします。・・・また、失敗しました。
 指の固定が甘くて、指が途中までくっついてしまいました。
 修正したのですが、上手くいかず諦めました。ハンダ付け・・嫌い。
 
 ただ、現物を見ると、結構こんな感じで指を広げていないことが
 多い感じなので、無理に納得させて先に進めることにします。
 
 しかし、フショと指の接合はハンダ付けでなくてもよかったかもです。
 修正しやすい、瞬着やパテで固定したほうがよかったでかもです。
 どうも、疲れているところで、焦って作業するとロクな事にならないです。
 とにかく、脚の製作については、まだまだ研究の余地ありです。
 次回、リベンジです!(負け惜しみ)
 2011/01/30 パテ盛り

 少し時間が取れたので、久しぶりに製作を進めます。
 まず、去年失敗したハンダ付けを無理やり直しました。
 これで一応気持ちよく進めることができます。

 パテ盛りはハッキリ言って苦手です。
 いつもは、直径1ミリ程度の棒状に伸ばしたパテを気合で押し付けて造形する
 という手段をとっていたのですが、今回は写真のように、パテをシート状に
 伸ばし、適当な大きさに切って、テープを貼り付けるようなつもりで盛って
 みました。
 
 この方法、なかなかいいです。
 盛りやすいですし、厚さの調整もしやすいです。
 何で、今まで思いつかなかったのだろう・・。
 
 初心者向けに、テープや紐を巻いて、指を作る方法もあるとのことですが、
 今回の方法だと、初心者でも比較的簡単にパテ盛りできるかもしれないです。
 

 パテを盛って、ナックルツールでウロコを付けたところです。(ピンボケ)
 パテ盛り自体は少し楽になりましたが、ウロコ付けは以前と同じです。
 かなり、納得いかない出来ですが、やり直しても良くなりそうもないので、
 これで完成とします。
 
 作業は3日間で行っています。中趾をやって一晩、後趾をやって一晩、最後に
 内趾、外趾、フショをまとめてやっています。最初のうちは、ロッキングプラ
 イヤーを使わずにやったのですが、内趾、外趾の硬化が甘くて、少し壊して
 しまいました。やはり、ロッキングプライヤーは使ったほうがいいようです。
 
 とにかく、脚は何とか出来ました。本当にエライ苦労しました・・。
 ようやく、本体に戻れます。
 
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