トップバードクレイの部屋製作記録亜種オオカワラヒワ >7.荒削り


亜種オオカワラヒワの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 はじめに

 いよいよ荒削りです。ここまでの道のりは長かった・・・。
 念のため、荒削りの心得をおさらいしておきます。
 
 ・横2面からのカットはしてあるので、次は上から攻める。
 ・最高点の意味を忘れない。(輪郭線になる)
 ・中心線(輪郭線)をしっかり出し、そこから寸法を取っていく。
 ・慎重かつ豪快に削る。
 
 といったところです。今回はちゃんとした図面がないので、
 習作から直接寸法を取っていくことになると思います。

 2010/09/05 ファーストアタック下書き

 で、いざ荒削り開始ですが、最初(ファーストアタック)が大事です。
 今回は、図面がいい加減なので、習作に中心線を引いて、
 寸法を取っていきます。
 

 赤線が中心線(輪郭線)です。
 輪郭線はカットアウトの時に使った線であり、表面に出ている線です。
 まずは、この線を引き、習作から各部の寸法を取っていきます。

 上から見た時の輪郭を出すのが目的です。
 色々細かい線を引きたくなりますが、ここは我慢です。
 また、本当はギリを攻めるほうがいいのでしょうが、
 自信がないので、今回は余裕をみて引いています。
(それでも、削りすぎることが多いのですが・・)

 なお、最後の写真にあるように、体の中心線(輪郭線ではない)は、
 頭長部から20度の角度で線を引きます。

 水色で塗ったところが、上から見ていらない所です。 
 まずはここを削りだしていくことにします。
 
 て、簡単に書きましたが、ここまでかなり苦労しました。
 最初は、まじめに図面を書きなおそうと思って、トライしたのですが、
 上手くいかず、あえなく今回のような寸法の取り方になりました。

 正直言って、自信はないですが、削ってみないと分からないので、
 次回から本格的に削っていこうと思います。
 2010/09/12 ファーストアタック結果

 ファーストアタックの結果ですが、下書き線が間違っていました。
 写真の部分は削らないでおきます。
 2010/09/12 右翼分け

 右翼と尾を分けます。
 最初なので、上優先で控えめにしています。
 
 初めて削ったシナ材は、チュペロより少し硬い気がしますが、
 癖はなく、それなりに削りやすいです。
 ただ、ちょっと毛羽立ちもします。
 
 2010/09/12 左翼分け

 左翼と胴体を分けます。
 ひとまずカットアウト線を基準にしています。
 
 2010/09/12 尾輪郭出し

 尾の輪郭を出します。
 ついでに、右翼と尾の交点も出します。
 2010/09/12 頭出し

 頭を出します。
 2010/09/12 胴体基準線出し

 胴体の基準線(中心線)が最高点になるように削ります。
 
 
 2010/09/12 右胸出し

 右翼、背を出すために、右胸を削ります。
 
 
 2010/09/12 右翼、背、胸分け

 右翼と背、胸を分けます。
 ついでに、右翼全体をならしておきます。
 この時、あまり初列、次列、雨覆の分けは考慮しないでおきます。
 翼の各パーツの分けは後で行います。
 2010/09/12 右翼位置調整

 右翼の位置がずれていたので、
 位置を調整します。
 
 2010/09/12 左翼出し

 左翼と腰、背を分けます。
 ついでに、左翼全体をならしておきます。
 
 2010/09/12 左右翼分け

 左右の翼を分けます。
 左翼の位置調整もしておきます。
 
 2010/09/12 腰出し

 腰を出します。
 一応、これで主要なパーツは分け終わりました。
 次は、各パーツを丸めて、寸法合わせをしていきます。
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