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亜種オオカワラヒワの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 2010/07/19 台の製作 習作
候補たち、丸型の台も結構良かったのですが、インパクトに欠けるのでボツにしました。
 ついに梅雨が明けました。暑いです。ダルいです。駄目です・・。
 と言ってばかりもいられないので、台の製作を開始します。
 
 この「台」というやつですが、どうも苦手です。
 デザインを考えると、収拾がつかなくなり本当にまいります。
 それでなくても暑くてたまらないのに・・・。

 いつもは適当に作るのですが、今回は展示会を意識して、
 まじめに作ることにしました。
 
 と言うことで習作から始めたのですが、これが色々ありすぎて、
 あーでもない、こーでもないと、4時間以上苦戦しました。
 

 習作の枝は割り箸で作り、実際よりかなり小さくしています。
 こうすることで、色々試すことができました。
 
 で、結果ですが、割合、普通の形になりました。
 候補の中には、枝が2本のものや、花瓶風のものもありましたが、どうも、
 しっくりこないので、直方体をベースにしました。
 
 ただ、普通の直方体ではおもしろくないので、下の部分をカットし、バランスを
 わざと悪くしてみました。また、試しにツルも一部分に巻いてみました。
 
 何が良いという訳でもないですが、なんとなく良さそうなのと、疲れたので、
 この形で決定とします。この習作では、鳥の大きさと台の大きさのバランスを
 調整していないので、今度は、実際に台を作りながら、バランス調整していこう
 と思います。
 2010/07/25 台の製作 基部製作
台の基部(右は加工前) 左は作りかけの枝、右は川原で拾った本物
 100円ショップで買った角材をカットして、台の基部を作ります。
 木材の種類はよくわかりませんが、多分ナラ材だと思います。
 
 カットはバンドソーで行い。その後、ベルトサンダーで磨いています。
 枝を取り付ける部分は、鉄ヤスリで丁寧に削りだし、紙ヤスリで磨いています。
 
 で、結果ですが、思った以上にいい感じです。写真左が加工後、右が加工前です。
 バランスが悪いですが、このバランスの悪さがいいです。それと、上が広がって
 いるので、勢いのようなものと、遠近感を感じることができます。
 
 こんなに真面目に台の基部を作ったのは初めてです。思ったのですが、基部は
 シャープでないといけないようです。そのためには、ある程度硬い材が向いている
 ようです。それと、機械にたより過ぎないことが大事かもしれません。枝の取付
 部分を機械で加工していたら、こうも綺麗にいかなかったと思います。
 
 それにしても暑いです。本当は枝もある程度仕上げたかったのですが、
 今週はここまでです。ほんと、暑いです。
 2010/08/16 台の製作 枝製作

 このところの暑さと、週末はイベントがあったので進んでいなかったのですが、
 お盆休みということもあり、ようやく製作再開です。
 
 前回までの作業で、ホオ材を理想の形にカットし、木工用ボンドで接着しました。
 このとき、強度確保のため、内部に真鍮線を埋め込んでいます。このおかげで、
 強度はがっちりしました。
 
 後は、本物の枝を見ながらひたすら削っていきました。
 以下の手順で作業しました。(写真4のビットは左から1〜6とします。)
 
  @ 1のビットで、荒削りする。 
  A 2,3のビットで、表面を滑らかにする。
  B 4のビットで、割れ部分の、内部の空白を削りだす。
  C 4のビットで、全体に筋を付ける。
  D 5,6のビットで、割れ部分を整える。
  E 6のビットで、テクスチャリングの要領で筋を付ける。
  F バーニングで筋を強調する。
  ※5,6のビットはダイヤです。
 
 楽勝だと思ったのですが、ことのほか苦戦し、6時間もかかってしまいました。
 なので、今週はここまでです。次回は、台基部と枝を接合します。
 
 それにしても、いつになったら本体に取り掛かれるのでしょうか・・・。
 今年の、我孫子出展は無理かも・・。
 2010/08/22 台の製作 組立て

 一応のところ、枝も完成したので、基部と枝を接合してみます。
 
 まずは、枝と接合する部分の基部側に直径3mmの穴を2つ垂直にあけます。
 このとき、垂直にあけるようにします。台の面に合わせてあけると、写真2の
 ように、抜けやすくなるので注意です。(これで、以前失敗しました・・)
 
 直径3mmの真鍮線を適当な長さ(長め)で切り出し、基部側に差込む方は、
 金ヤスリで先を少し丸めておきます。こうしておくと、差込がスムーズに
 なります。
 
 次に、枝側にも穴をあけ、先程切り出した真鍮線を差込み、基部と合わせて
 みます。真鍮線が長すぎる場合は、真鍮線を金ヤスリで削って調整します。
 
 最後に、枝側だけに真鍮線を接着し、基部に差込んで乾燥させます。
 このとき、基部側に接着剤がつかないように、マスキングテープで保護して
 おきます。
 
 今回は一発で、うまくいきましたが、穴あけに失敗した場合は、穴を少し
 おおきくし、パテで埋めるなどして調整します。
 
 
 次に、習作を枝にとめてみます。習作で作った台と、実際の台では微妙に
 角度が異なるので、習作側の足位置を微調整しました。まあ、なんとか、
 とめることができましたが、思った以上に不安定だったので、台基部の
 設置面に丸板を使い、設置面を大きくしています。

 これで、大分完成イメージを掴むことができましたが、
 なんとなく台が寂しいような・・・。最終的に色を塗ってみないと分から
 ないですが、どうも不安です。
 
 それと、思った以上にデカイです。その上、不安定です。
 暴れん坊のフクロウがいる、家じゃ、飾れそうもないです・・。
 
 まあ、ひとまず台はここまでとし、次はいよいよ本体の製作です。
 といっても、残暑が厳しく、なかなか本体にいけそうもないです・・・。
 
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