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亜種オオカワラヒワの製作記録を紹介しています。
道具や材料、詳細な作り方については「バードカービングの作り方」を参照してください。

 亜種オオカワラヒワ 習作 骨格設計〜製作
 製作背景

 先日カワラヒワの標本をもらい、それが予想以上に綺麗だったので、作ってみることにしました。
 生き生きとしたバードカービングを作ることで、カワラヒワの供養にもなると思います。
 それと、もし上手く出来たら、我孫子のコンクールに出品しようとも思います。
 
 一応、今回の製作課題は以下です。
 
  @ 骨格や筋肉を意識した形を正確にだす。
  A @に関し、体全体で動きを表現する。
  B 羽の向きを正確にだす。
  C 羽に色を正確に表現する。
 
 @Aは新技術を投入しようと思います。
 BCは気合と根性で切り抜けようと思います。

 2010/05/30 習作 骨格設計

 いつもは、適当に習作を作っているのですが、今回は標本があるので、
 標本から各部の長さを計り、まずは、習作用の部品設計を起こしました。
 
 羽衣の上から計っているので、誤差があると思いますが、多分こんな感じ
 だと思います。目の強膜骨は表現していないです。なので、目の幅は嘴の
 幅より狭くなっています。
 
 2010/05/30 習作 骨格製作

 スギの廃材を利用して、胴体を作ってみました。
 何か、大きすぎるような・・・。
 

 エゴノキを使って、頭を作ってみました。
 図面通りのはずなんですが、こっちも何か大きすぎるような・・・。
 
 嘴は下嘴だけ分けて作り、口が開閉するようしています。
 本来は上嘴も分けて作って、上嘴も可動させたいところですが、
 流石に面倒だったので、ここまでとしています。
 
 下嘴の接合は、WAVEの「ご可動さま」を使っています。
 ガレージキットなど、プラモでよく使われるものです。
 キャラクターキットを扱っている、ちょっと大きめのプラモ屋に行けば、
 売っていると思います。
 
 目の穴は、本来もっと深いですが、今回は強膜骨を表現していないので、
 こんな程度にしています。図面には書きませんでしたが、鼻孔も表現
 しました。

 足と翼の骨格は、1mmの真鍮線で表現し、
 首は、55mmに切ったコードを写真のように加工して表現しています。
 本体との接合は、瞬間接着剤を使用しています。
 
 骨格の材料はかなり悩みました。
 あまり柔らかすぎるとフニャフニャになり、硬すぎると思うように
 曲がらなくなります。特に首は、最初、アルミ線で試してみたのですが、
 これでは硬すぎて駄目で、色々試した結果、コードを加工することで
 落ち着きました。ちょっとフニャりますが、大体狙ったところで固定
 できるので、悪くはないと思います。
 
 「ご可動さま」を使って、一つずつ作ることも考えたのですが、
 面倒なのと、強度面の問題から今回は却下しています。
 
 まだ、試行段階なのでこの方法がいいのか分かりませんが、
 ひとまず、この方法でいってみることにしてみます。
 
 それにしても、違和感がある形です。まあ、羽をむしった鳥は大体
 こんな形をしていますが、どうも不安です・・・。
 
 まあ、失敗したら失敗したで、作り直すだけですが・・・。
 先が長そうです。
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