モズ 頭出し |
2009/11/08 頭出し |
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ほとんど手付かずになっている頭に、下書きをします。
この時点では、それほど正確な下書きはできませんが、
クチバシの高さ、目の高さには十分注意して下書きします。
下書きが完了したら、頭頂部を中心に削ります。
クチバシの下部分も削ってもいいのですが、
この段階では無理に削らなくでもいいです。
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頭が全体が角ばっていたので、丸めます。
この時、頭と胴体を分けるように意識します。
また、首を曲げている関係で、歪みが生じています。
カンチュアゲージなどを使いながら、左右対称になるように、
削っていきます。
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額の部分を丸めます。
合わせて、クチバシの下部も削ります。
この時、必ず額の位置決め(削り)を先にします。
そうすることで、額の位置決めを失敗しても、クチバシの下部
を調整することで、多少は修正がききます。
クチバシの下部も削ったら、クチバシを丸めておきます。
この時、額の位置に注意します。
モズの場合、クチバシはかなり額に食い込んだような形になっています。
クチバシは頭に食い込んでいることを意識して削ります。
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この時点では、頬がそのままになっているので、
写真のように悲惨な状態に見えます。
なので、頬をを丸めます。
この時、クチバシの位置と、頬の位置関係に注意します。
また、左右対称になっていることにも注意します。
首を曲げたことによる、歪みがまだ残っている場合は、
ここで、なるべく解消しておきます。
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ここまでで、大体の形は削れましたが、まだ、完全ではありません。
ヤスリをかけ、下書きをし、削る、という作業を繰り返します。
左右対称はもちろんのこと、クチバシの位置、口角の奥行き、幅、
目の幅に注意します。
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一応、頭出し完了です。
最後は、240番程度のヤスリで仕上げておきます。
クチバシの先端には、針金を入れるので、あまり尖らせる必要ありません。
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