トップバードクレイの部屋バードカービングの作り方 >4-7.目入れ


もくじ
 スズメ 目入れ
 はじめに
chit02.jpg(84123 byte)  概要
 作った目を本体に埋め込みます。
 一般的にはパテ(ウッドパテ)を使って、埋め込みますが、
 今回はバードクレイで使っている、軽量石粉粘土で埋め込みます。
 
 軽量石粉粘土は、水をつけると、かなり柔らかくなり、
 硬化時間も長いので、作業しやすいです。
 
 目は一番表情が現れます。少し形を変えるだけで、
 大きく表情が変わるので慎重に作業します。
 注意点、ポイントは以下です。
 
 ・左右が同じ位置になるように調整します。
 ・目の形は、やや横長になるように調整します。
 ・目の形は、左図のように注意します。
  
  A:良い例です。
  B:悪い例です。目が真ん丸になっています。
  C:悪い例です。目がつり上がり過ぎです。
  D:悪い例です。目が垂れ下がり過ぎです。

  ※コツとして、気持ちつり目にしたほうがハンサムに見えます。 
   逆に垂れ目がちにすると、穏やかな表情になります。
  ※今回は横4mm、縦3.5mm位が目安になります。

chit02.jpg(84123 byte)  道具
 目入れに必要な、主な道具です。 

 A:頭が丸くなっている鉛筆
 B:パテベラ
 C:軽量石粉粘土(GSIクレオス製)
 D:ダイヤモンドのボールビット、ホワイトストーン
 E:目の製作で使った釘

 穴あけ
chit02.jpg(84123 byte)  手順 1
 図面から目の位置をトレースします。
 この時、左右の位置が同じようになるように注意します。
chit02.jpg(84123 byte)  手順 2
 ダイヤモンドのボールビットで穴を開けます。
 深さは大体3〜4mm程度です。
 目が完全に入るだけの深さが必要になります。
 この時点では直径4mmの穴にしておきます。
 穴の位置、大きさ調整
chit02.jpg(84123 byte) chit02.jpg(84123 byte)  手順 3
 目の製作で使った釘の頭に、両面接着テープをつけ、
 穴に差込ます。
 正面と、上から見て、左右のずれを確認します。
 ずれがある場合は、穴を広げる方向をマークします。
chit02.jpg(84123 byte)  手順 4
 写真のように眼球側を、両面接着テープで釘にとめます。
chit02.jpg(84123 byte)  手順 5
 写真のように、目全体が入るか確認しながら、
 ピンクストーンで直径5mm位まで穴を広げます。
 この時、[手順3]でマークした方向に広げます。
 最後に穴の淵を少し丸めておきます。
 目の埋め込み
chit02.jpg(84123 byte)  手順 6
 穴全体を水で濡らしから、
 穴が完全に埋まるだけの、軽量石粉粘土を詰め込みます。
chit02.jpg(84123 byte)  手順 7
 目を埋め込みます。
 深さは、下の完成写真を参考にしてください。
 この時、指で押しただけでは、なかなか入らないので、
 鉛筆の頭など、木の棒で押し込みます。
 目の形調整、完成
chit02.jpg(84123 byte) chit02.jpg(84123 byte) chit02.jpg(84123 byte) chit02.jpg(84123 byte)  手順 8
 はみ出た、粘土をパテベラでとり、目の形を調整します。
 この時、パテベラに水をつけて作業します。
 
 目は表情を決める大事な要素なので、
 納得がいくまで作業したほうがいいです。
 
 これで、目入れは完了です。
 実は、この作業は苦手です・・・
 今回も、若干左右の目の大きさが違ってしまいました。
 後でアイリングをつける工程があるので、その時調整することにします。
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