スズメ 頭削り |
はじめに |
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概要
頭を削りだします。
使うビットは、小型のルビーカッターやダイヤモンドカッターです。
表面加工用に、ピンクストーンやグリーンストーンもあると便利です。
頭削りのポイントは以下です。
・嘴、目の幅が図面通りにでていること。
・嘴が体に食い込む形になっていること。
・左右対称になっていること。
初心者は削り足りないことが多いので注意します。
ここをしっかり出しておくと、作品が引き締まります。
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頭の側面輪郭線をだす |
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手順 1
角削りと同じ要領で、
側面図から、頭の輪郭線を削りだします。
これで、嘴の高さがでます。
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下書き |
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手順 2
図面から、頭の線を下書きします。
この時点では、頭の形が全然出ていないので、
下書きしにくいと思いますが、
写真のように、無理やりでも下書きします。
目の位置だけ注意してください。
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嘴の根元を削る |
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手順 3
嘴の幅を出すように、嘴の根元を削っていきます。
写真のように、嘴が頭に食い込むように削ります。
嘴の先端は削らないように、注意してください。
中途半端に削ると、嘴が短くなってしまいます。
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頭の各パーツを分ける |
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手順 4
頭頂部を除いて、頭の各線を削ります。
後で修正するので、
この時点では、それほど深く削る必要はありません。
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頭頂部、目の幅をだす |
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手順 5
頭頂部の線から、頬のラインまで削ります。
この時、あまり削り過ぎないように注意します。
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頭の各パーツを丸める |
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手順 6
頭の各パーツを丸めます。
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目の幅を調整する |
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手順 7
[手順 6]で各パーツを丸めてみると、
目や嘴の幅が図面より広くなっています。
図面に合わせてもう少し削り込みます。
その後、一度ヤスリがけをします。
ヤスリがけはピンクストーンで磨いてもいいですし、
丸棒にヤスリを丸めて削ってもいいです。
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仕上げ |
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手順 8
仕上げの意味で、もう一度下書きから作業します。
最初の下書きと違って、今度は下書きしやすいです。
嘴の幅、目の幅、目の位置、口角の位置を意識して、
下書きします。
この線に合わせて、全体のバランスを考えながら削ります。
これで、頭削りは完了です。
削った後の写真は[はじめに]の2枚目の写真です。
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