トップバードクレイの部屋バードカービングの作り方 >4-3.丸削り


もくじ
 スズメ 丸削り
 はじめに
chit02.jpg(84123 byte)  概要
 角削りで分けたパーツを、それぞれ丸めていきます。
 頭は別工程で丸めるので、触らないでおきます。
 
 スギ材は木目が激しいので、木目に負けないように、
 大きめなカッターで、木目に直角で削るように心がけます。
 
 次工程(羽出し工程)が、楽に進められるように、
 240番程度でヤスリがけをして、仕上げます。

chit02.jpg(84123 byte)  道具 1
 荒削り用の、金属カッターです。(左の3本)
 中削り用の、ルビーカッターです。(右から3本目)
 表面加工用の、ピンクストーンです。(右の2本)
 荒削り⇒中削り⇒表面加工の順で使います。
 
 120番と240番のヤスリを角材に丸めて使います。(上)
 こうすると、木目に関係なく削ることができます。

 120番はかなり削れるので、カッターで上手く削れない場合は、
 120番で削っていったほうがいいかもしれません。

chit02.jpg(84123 byte)  道具 2
 しっかり丸みがでているか確認するのに、
 左のような、カンチュアゲージを使います。
 ホームセンターなどで売っています。
chit02.jpg(84123 byte)  図 1
 丸削り後の断面図です。(上が背中、下が腹)
 背中は、平らな所が無いように削ります。
 この時削り過ぎない様に注意します。
 最高点(角削りの輪郭線)は残すように削ります。
 そうしないと、全体の形が崩れます。
 
 腹も、基本は平らな所が無いように削りますが、
 真ん中は平らでも構いません。
 
 鳥の構造上、真ん中は羽が生えていないので、
 ややへこみぎみになります。
 どの程度へこますかは、羽衣の膨らみ具合によります。
 膨らんでいる時程、へこみが大きくなります。
 尾羽を丸くする
chit02.jpg(84123 byte)  手順 1
 尾羽を薄く丸めます。
 [手順 3]の断面写真のように、上面が丸めがメインとなります。
 淵はシャープに仕上げますが、
 真ん中は、あまり削り過ぎないように注意します。
chit02.jpg(84123 byte)  手順 2
 下面は、下尾筒に近い所がへこみます。
chit02.jpg(84123 byte)  手順 3
 淵をシャープに仕上げておくと、
 羽出しの時に余計な加工がいらず、
 完成度も高くなります。
 背中を丸くする
chit02.jpg(84123 byte)  手順 4
 翼を含めて背中全体を丸めます。
 丸め具合は[図 1]を参照してください。
chit02.jpg(84123 byte)  手順 5
 丸めるときは、左右のバランスに注意します。
 下尾筒を丸くする
chit02.jpg(84123 byte)  手順 6
 下尾筒だけを丸めます。
 腹と下尾筒をしっかり分けるために、
 腹は削りません。
chit02.jpg(84123 byte)  手順 7
 やはり左右のバンランスは注意してください。
 下尾筒の先端は、尾羽の真ん中にいくようにしてください。
 腹を丸くする
chit02.jpg(84123 byte)  手順 8
 腹を丸くしていきます。
 丸め具合は[図 1]を参照してください。
chit02.jpg(84123 byte)  手順 9
 正面からの写真です。
 頭周辺は削りません。
chit02.jpg(84123 byte)  手順 10
 斜め後からの写真です。
 左右のバランスに注意します。
 
 これで丸削りは完了です。
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