鳥の解剖学的な知識 |
各部の名称 |
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スズメの場合を例にして、羽の枚数などを、少し解説しておきます。
鳥の種類によって、羽の枚数や、羽の見え方は変わりますので、注意してください。
■三列風切羽(サンレツカザキリハネ)
枚数は3枚で、見えているのも3枚です。
■次列風切羽(ジレツカザキリハネ)
枚数は9枚で、翼を畳んでいるので、見えるのは数枚です。
■初列風切羽(ショレツカザキリハネ)
枚数は9枚で、翼を畳んでいるので、見えるのは数枚です。スズメの場合、それほど長くないです。
■上尾筒(ジョウビトウ)
尾羽の付け根、上側にかかる羽です。
■尾
全部で12枚あり、真ん中の羽が一番上で、外側が下になります。
■下尾筒(カビトウ)
尾羽の付け根、下にかかる羽です。この羽は腹から出ています。
下尾筒と腹の間に肛門があります。
■後趾(コウシ)
第1趾と呼ぶ場合もあります。
■外趾(ガイシ)
第4趾と呼ぶ場合もあります。
■中趾(チュウシ)
第3趾と呼ぶ場合もあります。
■内趾(ナイシ)
第2趾と呼ぶ場合もあります。
■初列雨覆(ショレツアマオオイ)
初列風切羽にかかる羽です。枚数は9枚で、見えるのは数枚です。
小翼羽(ショウヨクウ)という羽が見える場合もあります。
■大雨覆(オオアマオオイ)
枚数は9枚で、見えるのは数枚(約7〜8枚)です。
■中雨覆(チュウアマオオイ)
肩羽や小雨覆に隠れるので、見えるのは数枚です。
他の翼の羽は、背に近い方が一番上になっていますが、この羽は逆なので注意します。
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三面図に展開 |
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頭(目の周り) |
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■アイリング
人間でいうと瞼(マブタ)のようなものです。
スズメの場合、黒色をしています。鳥の種類によって、様々な色があります。
■瞳孔(ドウコウ)
周囲の明るさによって、大きさが変わります。
■虹彩(虹彩)
スズメの場合、茶色です。鳥の種類によって変わります。
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足 |
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名称については、「各部の名称」を参照してください。
鳥の足は、枝を掴みやすいように、肉球がついています。
肉球の発達度は、種類によって変わります。(猛禽類はよく発達してます)
後趾の爪は長くなっています。
爪の断面は、下側(枝を掴む側)が平らになっています。
爪のカーブは、鳥の種類によって変わります。
陸上鳥類はカーブが緩いです。逆にキツツキなどはカーブが大きいです。
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羽 |
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■羽柄(ウヘイ)
羽の根元です。(飛び出ている部分)
■羽軸(ウジク)
羽の軸です。生えている箇所によって、左右に寄ります。
■羽弁(ウベン)
羽軸の外側の部分です。羽枝で構成されています。
■羽枝(ウシ)
羽の細かい筋です。
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